痛みに配慮した治療
痛みへの徹底した配慮について
歯の中には歯髄という神経が存在します。冷たいものを食べたときに感じる染みるような感覚はこの歯髄による感覚です。
また、歯茎にも皮膚と同じように神経が通っています。
それとは別に歯と骨の間にも歯根膜という膜があり、その間にも神経が存在します。硬いものを噛んだ時に硬いと感じたりするのはこの神経による感覚です。治療時や、食事時に感じる痛みはこれらの神経のどこかが反応していることが理由です。これらの神経に刺激が加わると、痛みを感じることになります。
痛みに配慮した当院の取り組み
当院では痛みを極限まで抑えるために、痛みを感じる可能性のある処置をする場合は必ず事前に同意をいただいた上で麻酔を行います。
しかし、麻酔も本来多少の痛みを伴うものなので、麻酔針を刺入する部位に表面麻酔を塗布し、麻酔の痛みも抑えるように心がけております。
表面麻酔とは
表面麻酔は注射による麻酔の前に麻酔部位に塗布し、注射の痛みを軽減する役割があります。
塗るだけですので全く痛みはありません。また味もフルーツのフレーバーをご用意しております。
表面麻酔の流れ
麻酔予定部位に表面麻酔を塗布し、少し時間を置きます。
1分もしないうちに他の塗ってない歯肉と比べてじんわりと感覚が鈍ってきます。
よくある質問
Q1.利用する痛み軽減の処置はどのようなものがありますか?
さらに、表面麻酔だけではなく麻酔時に痛みが出ないように工夫して痛みの少ない部位から少量の麻酔を行うように心がけています。治療中も痛みを感じにくい部位から治療を行なっていき、痛みを感じていると判断したら、すぐに治療を中断し、麻酔を追加して行きます。
痛みを感じられた場合はすぐに左手をあげてお伝えください。
*急に動いたり、お口を閉じることは非常に危険です。痛みを感じた場合はまず、手を上げてお伝えください。
Q2.麻酔注射に使う針にも配慮されていますか?
麻酔注射時に「チクッとする痛み」が苦手な方も少なくありません。
当院では、麻酔注射に使う針についても「痛みを抑える工夫」を行なっており、一般的に使用されている27〜30ゲージ(0.4〜0.3mm)よりも、さらに細い35ゲージ(0.23mm)を使用しております。
この超極細の針を使うことで、注射時の痛みがほとんど感じられないレベルまでに抑えることが可能です。
Q3.どうしても痛みが怖い方は、静脈内鎮静などを利用することはできますか?
はい、利用できます。どうしても痛みへの不安や恐怖心がある方には、「静脈内鎮静」の利用をお勧めしております。
治療するドクターとは別に歯科麻酔科医がクリニックにいますので、2人の歯科医師で治療にあたります。
鎮静薬を静脈に点滴することで、まるで寝ているような感覚になり、その間に治療を済ませることができます。