骨造成について
骨造成の種類について
ソケットリフト法とは
ソケットリフトは上顎洞(上顎にある空洞)までの距離が5mm前後の場合に適応されます。専用の上顎洞底を挙上する器具を用いて、骨ごと上顎洞底を挙上する方法です。
挙上したスペースに自家骨(自分の骨)・人工骨(人工的な骨)の顆粒を填入した後に、インプラントを埋入します。
メリットとデメリット
メリット
インプラント埋入と同時に骨造成ができ歯を作るまでの期間が短縮されます。
デメリット
目視できない治療となるため、術者のテクニックが非常に重要となります。
治療期間
ソケットリフトを併用しインプラントを埋入した場合、個人差はありますが埋入後3~6か月ほど待ち、インプラントに歯を装着します。
サイナスリフト法とは
サイナスリフトは上顎洞(上顎にある空洞)までの距離が約4mm以下の場合に適応されます。専用の上顎洞底を挙上する器具を用いて、上顎洞底を挙上する方法です。挙上したスペースに自家骨(自分の骨)・人工骨(人工的な骨)の顆粒を填入します。その後、インプラントが可能であれば同時に、難しければ6〜10ヶ月ほど時間をおいてからインプラントオペを行います。
メリットとデメリット
メリット
上顎の骨がかなり少ない患者様でもサイナスリフトを行うことでインプラント治療が可能になります。
デメリット
患者様のお身体への負担が大きいこと、待つ期間が長くなる可能性があること、費用がかかることです。
治療期間や費用
治療期間は、6〜10ヶ月程度です。
費用は、インプラント治療とは別に、1回のサイナスリフトで15万円〜がかかります。
GBR法(骨誘導再生法)とは
顎の骨の幅や高さが足りない場合に自家骨もしくは人工骨で増骨する方法です。
この手法は高度な技術を要しますが、当院では可能となっております。
メリットとデメリット
メリット
そのままだとインプラントができないほど骨が少ない方でも、インプラントをするために必要な骨が作れるため、インプラント治療が可能となることです。
デメリット
お身体への負担と、インプラント治療完了まで時間がかかること、費用がかかることです。
治療期間や費用
治療期間は、6〜10ヶ月程度です。
費用は、インプラント治療とは別に、1回のGBRで6万円〜がかかります。
ソケットプリザベーションとは
抜歯をした後にインプラントを予定している患者様のケースで行います。抜歯をした後、その抜歯した穴に自家骨(自分の骨)・人工骨(人工的な骨)の顆粒を填入し、骨が痩せるのを防ぐ手法です。
メリットとデメリット
メリット
インプラント治療が滞りなく行えることです。
デメリット
費用がかかることです。
治療期間や費用
治療期間は通常3〜6ヶ月ほどになります。
費用は6万円〜がかかります。