エアフロー
エアフローについて
エアフローとは
当院では、皆様の口内環境をより良くするために、新しいクリーニング技術「エアフロー プロフィラキシス マスター」を導入しました。この技術では、非常に細かなパウダーを使用して、歯の表面に付着した着色や汚れを効果的に除去します。特に、タバコのヤニや食べ物の色素など、通常のブラッシングでは落としにくい汚れもきれいに除去することが可能です。
エアフロークリーニングは、パウダーを吹き付けることで、歯や歯茎に負担をかけずに歯の隅々まで清掃します。歯周病の原因となるバクテリアの除去にも効果的で、歯と歯茎の健康を守るのに役立ちます。また、当院で使用しているパウダーは非常に微細で、甘い風味が特徴ですので、治療中も快適さを感じていただけます。
このクリーニングは、幼児から大人まで幅広い年齢層の方々や、矯正治療中の方にも適しており、予防ケアや定期的なメンテナンスにも最適です。また、歯にこびりついたバイオフィルムを効果的に除去するため、虫歯や歯周病の予防にも大変効果があります。さらに、従来のパウダークリーニングで不快な思いをされた方にも、当院の新しい方法であれば快適に受けていただけることでしょう。当院では、粒子の細かい「プラスパウダー」と、頑固な汚れに特化した「レモンパウダー」を使い分けています。
タバコのヤニやステインが気になる方、歯の色を明るくしたい方、矯正治療中でブラシによる着色除去が難しい方、また歯周病予防をしたい方は、ぜひ当院の新しいクリーニング体験をお試しください。
次のような方に特におすすめ
- 短時間で効果的なクリーニングを受けたい方
- コーヒーやタバコのヤニなどのステイン(着色汚れ)が気になる方、歯を白くしたい方
- 歯のくすみを気になる
- 歯をできるだけ傷つけずにクリーニングしたい方
- 歯質を強化して虫歯予防をしたい方
- 歯肉炎や歯周炎の予防処置をご希望の方
- インプラントのメインテナンスが必要な方
- 矯正治療中の方
- 矯正治療中で歯の汚れが気になる
- 通常のクリーニングで歯がしみた経験のある方
- 新しいクリーニング方法を体験してみたい方
メリット
効率よく歯を清潔に
短時間で歯を清潔にできるため、忙しい方でも手軽に受けられるクリーニング方法です。
細部までの徹底したクリーニング
細かなパウダーが、通常の保険適用クリーニングでは除去しにくい歯の溝や隙間の着色汚れをしっかりと取り除きます。
歯を傷つけない安全なケア
研磨剤を使用しないため、天然の歯や被せ物を傷つけることなく、優しくケアが可能です。
汚れの再付着を防ぐ
クリーニング後は汚れがつきにくくなるため、長時間にわたって清潔さを保てます。
歯質の強化
バイオフィルムをしっかりと除去することで、その後に使用する歯質強化剤の浸透が良くなり、虫歯予防や歯の健康維持に効果的です。これらのメリットから、エアフロークリーニングは多くの患者様に選ばれており、健康で美しい笑顔を保つための理想的な選択肢です。
デメリット
保険適用外のため費用負担がある
この処置は保険適用外となるため、自費診療となり、費用がかかる点がデメリットです。
持病による制限
喘息などの持病がある方は、使用する細かなパウダーが原因で症状が悪化する可能性があるため、処置を受けられない場合があります。
歯周病の事前治療が必要
進行した歯周病がある場合、エアフロークリーニングの前に、保険診療での歯周病治療が必要となることがあります。これは、感染リスクを減らし、処置の効果を高めるためです。
複数回の施術が必要な場合もある
汚れが多い場合、効果的なクリーニングのために、複数回の施術が必要となることがあり、その結果、時間とコストが増える可能性があります。
これらのデメリットを理解した上で、エアフロークリーニングがご自身のニーズや健康状態に合っているかどうかを検討することが重要です。
エアフロークリーニングの流れ
①感染予防と検査
まず、洗口液で口をすすぎ、その後歯、歯肉、歯周組織の検査を行います。
②染出し
染出し液で歯の表面を染色し、バイオフィルムの除去がどれくらい必要かを目視で確認します。
③情報提供・セルフケア指導
予防の重要性と適切な口腔衛生について説明し、個々の患者様に最適な清掃器具を推奨します。
④歯肉縁上・縁下のエアフロー
エアフローを使って、バイオフィルムやステイン、早期の歯石を除去します。この処置は天然歯や修復物、インプラントにも適用され、最深部で4mmまでの歯肉縁下もクリーニングします。
⑤歯肉縁下のペリオフロー
4mmから9mmまでの歯周ポケットがある場合には、ペリオフローを使用して深部のバイオフィルムを除去します。これは特に天然歯の深いポケットやインプラント周囲粘膜炎がある場合に有効です。
⑥スマートピエゾンとPSチップ
エアフローで取り除かなかった歯石を除去します。
⑦汚れが残っていないかの
指差し確認
バイオフィルムや歯石の残りがないかを最終確認し、歯面にフッ素を塗布して歯質を強化します。
⑧新たなメインテナンス予約
歯肉の健康を維持し、生活の質を向上させるために、リスク分析に基づいた次のメンテナンス時期をご提案します。
よくある質問
Q1.一度の施術で着色は
取れますか?
A.着色の程度により時間は変動しますが、一度の施術で着色を取ることができます。
着色の程度や時間の関係で二度に分けて施術させていただく場合もございます。
Q2.痛みはありますか?
A.ほとんどの場合は痛みなく行えます。ただし、知覚過敏の方や歯に小さなヒビがある方など、お口の状態によってはパウダーを吹き付ける圧によってしみる場合がございます。
当院ではお水の代わりにお湯で対応することも可能ですので、知覚過敏がある方は事前にお申し付けください。
Q3.エアフローをした後どのくらいで着色してきますか?
A.食生活や生活習慣によって変動しますが、着色しやすい方は定期的にエアフローを受けられる方が多いです。
また、着色除去に特化した歯磨き粉を使っていただくことで着色を予防することができます。
エアフローの注意事項
エアフローは外来性の着色は落とせますが、本来の歯の色自体は白くできません。歯自体を白くしたい場合はホワイトニングが必要です。
エアフローはパウダーを噴射する際、エアーと水も同時に噴射するため、まれに知覚過敏のような症状が出ることがありますが、その場合は水ではなくお湯で対応できますのでお申し付けください。エアフロー後の制限は特にございませんが、食事や飲食の内容によって着色するスピードが異なります。定期的にエアフローを受けられることをオススメします。
呼吸器疾患のある方、病的に深い歯周ポケット(6mm以上)、及び粘膜病変のある方、重篤な消化器官潰瘍のある方、肝臓障害のある方、心機能障害、肺機能障害のある方、心機能障害・肺機能障害のある方、口腔内に疾患(口内炎、口腔粘膜炎等)・損傷(外傷、火傷など)・口腔内に炎症、潰瘍、充血、出血、びらん、まひ感等が認められる方、ナトリウム摂取に関して制限のある方(高ナトリウム血症、妊娠中毒症、腎臓疾患、慢性呼吸疾患及び慢性下痢)は症状が悪化する場合がありますので、お断りさせていただいております。