2025.07.31

インプラントの平均治療期間は?長期化するケースや仮歯期間も解説

「インプラントの治療には、どのくらいの期間がかかるのだろう?」「インプラントが長期化するケースはあるのかな?」このような疑問を持っている人は多いでしょう。治療期間が分からないと、仕事など今後の予定が立てられず、不安になりますよね。

この記事では、インプラントの平均治療期間について解説します。各ステップにかかる期間も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

インプラントの治療期間は平均3ヶ月〜1年

インプラントの治療には、3ヶ月から1年ほどかかるのが一般的です。ただし、顎の骨の状態によっては、これよりも治療期間が長引くこともあります。骨造成や骨誘導再生などの追加処置が必要な場合は、さらに数ヶ月を要することがあります。

インプラント治療の流れ

インプラントの説明をする女性

ここからは、インプラント治療の流れを紹介します。各段階でどのくらいの期間が必要なのかも、併せて確認しましょう。

【2〜14日】事前検査をする

インプラント治療の前に、レントゲンやCTスキャン、口腔内模型検査などを行い、顎の骨の量や質を確認します。虫歯や歯周病があれば、先に治療を行うのが一般的です。

【1〜2日】インプラント体を埋め込む

局所麻酔をした後、歯を失った部分の顎の骨に、チタン製のインプラント体(人工歯根)を埋め込みます。1本埋入するのにかかる時間は、一般的に30分〜1時間程度です。手術後は腫れや痛みが出ることもあるため、安静に過ごしましょう。

なお、インプラント治療には「1回法」と「2回法」の2種類があります。主な違いは、以下の通りです。どちらの手術にするかは、患者の健康状態を診て、医師が判断します。

1回法2回法
手術方法インプラント体の埋め込みと、アバットメント(インプラント体と上部構造を繋ぐ部品)の装着を同時に行う手法1回目の手術でインプラント体を埋め込み、2回目の手術でアバットメントを装着する手法
1次手術を終えた後の状態アバットメントを歯茎から露出させた状態インプラントは歯肉の中に埋まっている状態

「1回法」の場合アバットメントを装着し、インプラント体と骨の結合を待ちます。「2回法」の場合は、インプラント体を顎の骨に埋め込み、歯肉を縫合して閉じます。

【3〜6ヶ月】インプラント体の定着を待つ(仮歯期間)

埋入したインプラント体が骨としっかり結合するまで、3~6ヶ月ほど待ちます。この間、噛み合わせの悪化を防いだり、見た目を整えたりするため、仮歯が装着されることもあります。

なお「2回法」の場合は、インプラント体が骨としっかり結合したら、2次手術を行います。2次手術では、歯肉を切開してアバットメントを装着します。

【1日】人工の歯を装着する

1回法の場合はインプラント体が骨としっかり結合したら、人工の歯を取り付けます。2回法の場合はアバットメントの装着後、歯肉が治癒したら取り付けることが多いです。この段階で、見た目や噛み合わせの調整も同時に行われます。

メンテナンスをする

インプラント後は、定期的なメンテナンスが必要です。インプラントの周囲が炎症を起こす病気「インプラント周囲炎」を防ぐためです。3〜6ヶ月ごとに定期検診で、清掃状態や噛み合わせ、骨の状態をチェックし、専門的なクリーニングを行います。

インプラント治療の期間が長期化するケース

インプラントのイメージ

顎の骨の状態によっては追加の治療が必要になり、治療が長期化するケースもあります。ここからは、インプラント治療の期間が長期化するケースを紹介します。

【4~7ヶ月】骨移植や造成手術をする

インプラントを支える顎の骨が不足している場合、人工骨や自家骨を使って骨を補う「骨移植」や「骨造成」が必要です。これにより、インプラントが安定して埋入できる土台が作れます。

【3~6ヶ月】骨誘導再生をする

骨誘導再生は、骨の不足部分に人工膜を設置し、骨の再生を促す治療です。これにより、インプラントが安定しやすくなります。

【1~2ヶ月】歯茎の移植手術をする

歯茎が下がったり痩せたりしている場合には、他の部位から歯茎を移植する手術が行われます。これも、インプラントを長持ちさせるために必要な処置です。

インプラントに関するよくある質問

インプラントの治療中、歯のない期間はある?

インプラントを埋め込み、骨と結合するまでの期間は、状況によって歯がない期間が発生します。ただし、前歯など目立つ場所には、この期間を仮歯で対応することが可能です。仮歯を入れるタイミングは、インプラント手術当日または、抜糸をする手術後1週間〜10日が一般的です。

インプラントの治療期間中に食事で気をつけることは?

手術直後から当日は、麻酔が切れるまで飲食ができません。手術から1週間ほどは、固い物や熱い物は避けてください。治療期間中も柔らかいものを摂取して、インプラント周囲の歯や歯茎に負担をかけないようにしましょう。

まとめ

この記事では、インプラントの平均治療期間について解説しました。インプラントの治療に必要な期間は、平均で5ヶ月から1年ほどです。

神楽坂シエル歯科・矯正歯科では、経験豊富な歯科医師がインプラント治療にあたります。24時間ネット予約を受け付けていますので、お気軽にご相談ください。

●自由診療における限定解除要件
【連絡先】
神楽坂シエル歯科・矯正歯科 03-6265-0860
【治療内容】
インプラントとは、歯を失った部分の顎の骨に人工の歯根を埋め込み、その上に人工の歯を装着する治療法です。
【副作用】
手術部位の感染、疼痛、腫脹、発熱、出血、口角炎など
【費用】
インプラント1本埋入の場合:605,000円(税込)
※自由診療のため保険が適用されません

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